出雲の「献上そば」
立久恵峡から出発した私達の車は、出雲市内に入りました。
車は、いかにも神話の国らしい「くにびき南通り」という名をつけられた通りを走り、次の交差点で右折するのですが、正面に見えているベージュ色した建物がJR山陰本線の「出雲市駅」です。
出雲市内で見かけた汚水用のマンホール蓋です。
中央に、以前に使用されていた旧・町章を描き、その旧・町章を巻き込むように八岐大蛇(ヤマタノオロチ)が描かれ、その胴の中に平仮名で「いずも」と書かれています。
その日私達が昼食に立ち寄ったのは「献上そば」で有名な羽根屋・本店です。
明治40年5月27日、大正天皇が未だ東宮のおり山陰地方に行幸され、出雲市にご宿泊された際、この羽根屋のそばを食膳に供したところ、田園の香りを映した風味が殊のほか御意に召し、それ以降 この蕎麦に「献上そば」の名をお許しになりました。
それ以後も、多くの皇室の方々に献上してきた「献上そば」を私達もお願いしました。
近くでは昭和40年に昭和天皇・皇后両陛下に献上、昭和57年には皇太子殿下、美智子妃殿下に献上されています。
※ 献上そば羽根屋 HP https://kenjosoba-haneya.com/
少し腰の強い出雲蕎麦を戴いた後、駐車場に戻るとき、現在あちこちで使用されているマンホール蓋を見つけました。
中央に新しく制定された市章を描いただけの、かなりシンプルなデザインのマンホール蓋です。
私達が、その日一番の目的地である「鰐淵寺(ガクエンジ)」を目指して車を走らせ始め、しばらく進んで見つけたのは旧・平田町の当時に制作されたマンホール蓋でした。
「ひらた湖遊館」と書かれた旧・平田町のもので、合併して出雲市となった現在では「宍道湖湖遊館」と名を変えている施設です。
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ヤマタノオロチのマンホール蓋、いいですね!
いつでしたかNHKで見た日本書紀の番組を思い出しました
出雲のお蕎麦、汁は白いのでしょうか?
投稿: 鉄腕マトム | 2021年1月 7日 (木) 05時12分
→ 鉄腕マトムさん
割り子に入った蕎麦を蕎麦猪口に入れ、大根おろしやネギ、海苔などの薬味を加え、ダシ汁をかけていただきます。
ダシ汁は醤油ベースで、東京などと同じく薄い茶色をしています。
投稿: サヌ・ヒロ | 2021年1月 7日 (木) 08時45分
出雲そば、美味しそうですね!
2019年9月に出雲大社へ行った時に食べました。
でも、「羽根屋・本店の献上そば」が美味しそう!
次回に行く機会があれば( ..)φメモメモ
投稿: 讃岐おばさん | 2021年1月 7日 (木) 16時24分
→ 讃岐小母さん
予め探して行った「羽根屋・本店」、とても美味しく食べられました。
投稿: サヌ・ヒロ | 2021年1月 7日 (木) 17時32分
献上そば、わりこなんですね!
いや~美味しそうです^^
投稿: キハ58 | 2021年1月 7日 (木) 22時27分
→ キハ58さん
「出雲そば」らしく、「割り子」(三段)に入っていました。
蕎麦はやや太めでサッパリした味、美味しかったです。
投稿: サヌ・ヒロ | 2021年1月 7日 (木) 22時49分
出雲で わたしたちもお蕎麦食べました。
おそばって美味しいたべものですよね!
トドックで今週は「幌加内蕎麦」を注文しました。
北海道では 知らない人のいないお蕎麦です。
投稿: 遠音 | 2021年1月 8日 (金) 21時47分
→ 遠音さん
幌加内は、日本一の蕎麦の産地だと聞いたことがあります。
作付面積も、収穫量も多いんですよネ!
全国に販売していると聞きましたので高松にも来ているかもしれません。
投稿: サヌ・ヒロ | 2021年1月 8日 (金) 22時29分