2020年11月29日 (日)

無患子(ムクロジ)

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我が家から歩いて10分程の場所にある樹が少しづつ紅葉してきました。

夕日に照らされた樹には、沢山の茶色の実が見えます。

              

         

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近づいてカメラを向けると、茶色に輝く沢山の実が見えてきました。

この樹の名前は「無患子」。

漢字で、患う(わずらう)ことの無い、子、と書いて「ムクロジ」と読む、難読樹木名の一つです。

            

          

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私も樹のすぐ足元まで近づいて、落ちていたその「実」を拾ってきました。

この「二つ並んだ実」を観て何を思われますか? 

昔の人は「トンボの目」を想像したようです。

当時の疫病の多くは蚊を媒介して広がっていました。

トンボは飛びながら蚊などを捕食してくれます。 そうすると、子供が蚊に刺されることが少なくなり、

結果として子供が病気(患い・疫病)に罹ることが少なくなります。

だから「患いの無い子」→ 「無患子」 と書いて「ムクロジ」と読ませたようです。

            

          

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その二つ並んだ硬い殻を割ると、その中からこんな真黒な固い実が出てきます。

直径で1cm程の小さな黒い実ですが、昔の人はこれを活用しましたが、それは何?

 

お正月になると、男の子は「凧あげ」、女の子は「羽付き」で遊んでいたものですが、、、。

その羽に取り付ける、錘(オモリ)に使ったのがこの黒い実でした。

 

因みに、固い殻のすぐ内側には、白い樹液が付いているのですが(科学的にはサポニンという物質です)、昔の人は、それを水に浸して泡を立て石鹸代わりのシャボンとして使ったそうです。 (私も真似をしてみましたが、あまり多くの泡は立ちませんでした)

それにしても江戸時代の日本人の知恵に驚かされる「無患子」でした。

           

           

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