出雲坂根駅・三段式スイッチバック
私達の車は国道314号線を一気に下って「出雲坂根駅」という大きな案内板のある駅前・駐車場へ車を停めました。
JR木次線の「出雲坂根駅」は、急坂を列車が登りきる工夫である「三段スイッチバック」で全国的に有名な駅です。
本当は、線路をもっと先まで歩いて、複雑な線路写真を撮りたかったのですが、ホームの端に「関係者以外、線路内への進入禁止!」の表示板があり、残念でしたが「下り線」への通路上からシャッターを押しました。
左の線路から右の線路へ、右の線路から左の線路へ! 交差している線路が遠くに見えています。
「出雲坂根駅は 三段式スイッチバック のある駅です」という表示板がホーム奥に立っていました。
左側の八田・木次・出雲方面からやってきた列車は一番ホームに入線して乗降客の乗り降りをさせます。
次に列車は赤い線に従って左上方へ進んで坂道を上り、そこで再び右上の三井野原・備後落合方面へ坂道を上ってゆきます。
この出雲坂根駅は、標高565mの場所にありますが、次の三井野原駅は標高726mで、その標高差は161mもあります。
やっぱり「スイッチバック」などの「折り返し運転」で、急坂を上る工夫が必用なのだと思われました。
出雲坂根駅の時刻表を見ると、備後落合方面は11:45、木次・宍道方面は14:07分に、ポスターに登場する「奥出雲おろち号」がこの駅を通過してゆくようです。
11時半に昼食の予約をしている私達は「奥出雲おろち号」を待つことなく、そのまま駅を出発しました。
尚、「出雲坂根駅」には、もう一つ有名なものがあります。 それが駅舎の工事中に湧き出てきた「天真名井」(アメノマナイ)と名付けられた清らかな水です。
あまりにも駅舎に多くの人々が訪れることから、現在では国道を隔てた反対側に源泉を見つけて「延命水」と名付け、そちらで誰でも無料で水がくめるようになっています。
駅の反対側に設けた駐車場には、私達の他に数台の車が駐車中で、それぞれに水汲みをしているようでした。
機会がありましたら、どうぞポリタンクなど持ってお立ち寄りください。 源泉や駐車場は駅の対面にあります。
※ 10月30日(金)、久しぶりに映画館へ行き「劇場版・鬼滅の刃・無限列車編」を観てきました。