中山千枚田
「こまめ食堂」でいただいた「おにぎり」は、店のすぐ裏手に広がる「中山千枚田」で収穫されたお米で作られています。
かなりの急斜面が小さな棚田で覆われ「耕して天に至る!」と表現された通りの段々につくられた田んぼが見えました。
この地に天皇・皇后両陛下がお見えになり、この棚田をご覧になったようです。
昼食を終えた私達は元気一杯!
少しづつ棚田の間の畦道を上に、上に登ってゆきました。
見えてきたのは、水源近くに設けられた「中山湯船の水・共同洗い場」です。
先ず「共同洗い場」の外に、土の付いた野菜などを洗う水場があり、建物内の左に洗濯場、右に野菜などの洗い場がそれぞれ二槽づつ設けられています。
地域の主婦が集まり、洗濯をし野菜を洗いながら世間話しに花を咲かせる様子が目に浮かぶようでした。
いかがですか! 「中山千枚田」を上から見下ろした素晴らしい眺めです。
小さな田んぼがいくつも階段状に並び、それぞれの田が水をもらい、水を落としています。
畳10枚程の小さな田があったり、僅か3列程の細長い田もあります。
田植えも、稲刈りも、それぞれに大変手間のかかる農作業になっていることでしょう!
毎年秋になると、それらの努力の結晶が「中山千枚田の米」として販売されています。
「中山千枚田」の一番高い所に「湯船山蓮華寺」がありました。
小豆島のほぼ中央部に位置する「湯船山」には、クス、イブキビャクシンなどの自然木が多く繁茂し、その社叢から湧き出る「湯船の水」は中山千枚田の貴重な水源となっています。