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2018年10月 1日 (月)

鎚起銅器の玉川堂・燕本店

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私達の車は燕市内を走り、目指す玉川堂(ギョクセンドウ)の燕本店に到着しました。
 
古風な和風建築物がその本店で、板塀に「堂川玉」と右から書かれた金文字が見え、玄関へ通じる導入路が続いています。
 
※  玉川堂HP  http://www.gyokusendo.com/
 
 
 
 
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玄関から先にある二階建ての建物は、国(文化庁)の「登録有形部文化財」に指定された建物で、一部は出来上がった商品を展示してあり、その奥は職人さん達が技を駆使している作業場としても使われています。
 
午前9位50分と、少し時間が早かったせいで、玄関付近で「どうしよう?」とマゴマゴしている私達に「見学ですか?」と若い女性が声をかけてくださいました。
 
 
 
 
 
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この銅で造られた急須(上の写真)は、下の写真をご覧になればお判りのように、何と一枚の銅板から作られています。
 
一枚の銅板を鎚(タタ)いて、鎚いて、引き伸ばし、引き起こし、やがて写真のような見事な急須に仕上げてゆくことから「鎚起(ツイキ)銅器」と呼ばれ、国の「無形文化財」に指定されている優れた技です。
 
 
 
 
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一階奥の作業場では、沢山の職人さんたちが、それぞれの工程に従って、コツコツ、コツコツとリズミカルな槌音を響かせながら黙々と作業を続けておられます。
 
近郊の弥彦山から良質の銅が産出されたことから始まり、江戸時代後期に玉川覚兵衛が仙台渡りの職人から技を教わり、脈々と受け継がれてきました。
 
 
 
 
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たった一枚の「銅板」から、立体的な「急須」にまで仕上げてゆくには、当然のことながら、その工程、工程毎に使用する工具が異なり、少しづつ、少しづつ鎚いて形を整え、工具を変えては次の形に仕上げてゆきます。
 
大変に繊細で時間のかかる逸品であることは確かですが、この「口打出・南瓜形(1.8L)急須」の価格は540,000円(税込み)也。  私達には手が出ません。
 
 
 
 
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銅板で造られた「鎚起銅器」であるため熱伝導率が良く、ビールのマグカップなども造られています。
 
1873年(明治6年)日本が参加したウイーン万国博覧会に出品して好評を博し、以後何度も内外の博覧会に出品を重ねてきました。
 
現在では、各種の珈琲具(コーヒーポット、ドリッパー)、茶器(急須、茶筒)、酒器、などの商品を幅広く造っています。
 
 
 
 
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人間国宝に指定された玉川宣夫さんの作品である「木目金花瓶」は4,320,000円という価格が表示されていました。
 
どんな方が、こういう花瓶を買い求めるのでしょうか?
 
 
 
 
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簡単に工場の見学を終えた私達は、一階のお座敷で一休み。
 
部屋には、いかにも高価そうな鎚起銅器がズラ~リ!
 
せめて私達の残りの人生が20~30年も残っているのであれば、少々価格が高くても優雅な一時を味わえる代償として支払える代金なのでしょうが、、、。
 
 
 
 
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案内をしてくれた玉川堂の女性が、鎚起銅器のマグカップに入れた冷たい麦茶をサービスして下さいました。
 
「急須」は無理でも、せめて「茶筒」程度なら、何とか買えそうな気がしたのですが、結局私達は見学して、色々な商品を見せていただいて、お茶を飲んだだけで玉川堂を後にするしかありませんでした。 
 
どれも逸品揃いです、余裕のある方は、是非お求めください!
 
 
 
 
 
 

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コメント

作業工程がひと目で分かる展示が興味をそそります
工房の音は激しいものではなく「コツコツ」とした音だったのでしょうか?

→ 鉄腕マトムさん

それぞれの職人さんの出す音は、それほど大きな音ではありませんが、それぞれにリズミカルで、軽快な音を出していました。

鍛造の技術、凄いですね!
職人技の極みの一つと思います^.^/
手が出ませんが、1個欲しい〜!!

→ キハ58さん

実際に、鍛造されたものを目にすると、きっと欲しくなります。

でも、、、手が出ませんでした。

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