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2018年6月28日 (木)

塩飽本島の歴史

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かつて塩飽本島の中心地として栄えた笠島集落に「笠島まち並保存センター」として活用されている真木(サナギ)邸の外観です。
 
 
 
 
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丸亀市の観光ポスターに使用された真木(サナギ)邸は、塩飽諸島を統治する年寄四家の一つで、江戸期に建てられたものです。
海に近い笠島集落にあっても、その邸内の井戸からは真水を汲むことができました。
 
 
 
 
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真木邸の建物二階・格子窓からは、狭い笠島集落の路地が見渡せました。
 
 
 
 
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笠島集落をブラブラと散策してゆくと、家屋の壁面に、漆喰を盛り上げて着色し、大黒様とおかめを立体的に表現した「鏝絵」(コテエ)を見つけました。
 
因みに「鏝(コテ)」とは、左官職人が、漆喰やセメントなどを塗ったり、伸ばしたり、平らにしたりする道具のことで、金箆(カナベラ)とも呼ばれるものです。
 
 
 
 
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そういえば、丸亀港から本島へ向かった「ほんじま丸」の船内に、「おいでまい本島」と書かれた「鏝絵」が飾られていたことを思い出しました。
 
この鏝絵は、三年に一度開催されている「瀬戸内国際芸術祭2013」で作成された作品です。
 
 
 
 
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瀬戸内海の潮流が複雑に流れ、渦巻いている様子から「潮が湧く」→「「塩飽」と名付けられた塩飽諸島は、海上輸送の熟練衆として時の政権から重宝がられ、織田信長、豊臣秀吉を経て、徳川幕府に至るまで、朱印を得て大小28の島々は自治を許されてきました。
 
 
 
 
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塩飽諸島1250石は、船方650人の自治を許されましたが、この船方650人は「人名」と呼ばれ、その中から選ばれた四人の年寄が島の政治を受持ちました。  
 
その政務を行うため、塩飽諸島の要であった本島に「塩飽勤番所」を設け、年寄が交代で政務を執り行いました。
 
 
 
 
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時の政権である豊臣秀次、徳川家康、徳川秀忠、などからの朱印状です。
 
海上交通を担う塩飽衆の力は格別で、それぞれの政権は朱印状を交付して味方に取り込もうとしていたようです。
 
 
 
 
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江戸時代の安政5年(1860年)、徳川幕府が米国へ派遣した日米修好通商条約批准交換のための使節団を載せた「咸臨丸」の太平洋横断航海は、日本人の手による初めての航海でしたが、その水主50人のうち35人が塩飽出身者でした。
 
 
 
 
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塩飽諸島1250石を、交代で治めた四人の年寄の墓です。
 
その歴史的な価値が認められ、昭和45年に国指定史跡に選ばれました。
 
 
 
 
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丸亀港からフェリーに乗船すれば、僅か35分足らずの塩飽本島ですが、その不便さ故に昔の歴史遺産が数多く残されています。
 
ただ、かつては3000人を超えていた島民が、現在では430人という人口に減ってしまい、過疎に悩まされる島になっていました。  
 
島再生の妙手は無いものでしょうか?
 
 
 
 
 
 

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コメント

咸臨丸の話は驚きです
いくら水運に優れていたとしても外洋になると・・
大変な努力だったと想像できます。

丸亀に寄ったのに 島には渡りませんでした。
丸亀で思い出すのは 「うちわの博物館?」の見学でした。
そこで何枚かの珍しいうちわを買ってきました。これ合っていますか?
時々記憶がごちゃごちゃしますが・・。

→ 鉄腕マトムさん

咸臨丸の水主50人のうち35人が塩飽衆から選ばれたなんて、やっぱりすごいことですネ~!

→ 遠音さん

丸亀港近くの浜街道に「うちわの港ミュージアム」があって、制作工程を体験できたり、展示があったり、売店で色々なうちわを購入できたりする施設があります。
 
「まるがめうちわ」の国内シェアは90%もあり、うちわの一大産地です。

丸亀市だったのですね!
それにしても雰囲気あります。加えて要所であった頃を忍ばせてくれますね^.^/

→ キハ58さん

船の航路でも、丸亀港と結ばれています。 

人口減少に悩んでいる島でした。

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