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2016年9月 3日 (土)

音無井路・円形分水

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竹田市の音無地区にある「円形分水」を訪ねてきました。
 
正式には「音無井路十二号分水」という名称ですが、写真でお分かりのように、暗渠で水を導き、円形の中央部から水を噴出させ、全ての方向へ均等に水が放出されるように工夫された農業用水の分配設備です。
 
 
 
 
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この「円形分水」が整えられる以前は、三方のどちらかの水が多く、どちらかが少ない、、、と互いに組合員同士が反目しあい、連日のように水争いが起こっていましたが、この円形分水によって適正に水が分配され、争いが無くなりました。
 
それぞれの口から均等に吐き出された水は、見事に三方に分かれ、それぞれの方向へ流れていました。
 
 
 
 
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「音無井路の円形分水」と同じ機能をもつ分水設備は全国あちこちに見られ、こちらの写真は長野県伊那市にある「横井清水」の資料写真です。
 
この円形分水も、溢れた水が三方に流れ落ちるように工夫されていて、地域の人々からは、通称「艶三郎の井」と呼ばれ、現在でも大切に使用されています。
 
 
 
 
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また、こちらは川崎市高津区にある「久地円筒分水」と云われる分水設備です。
 
この資料写真は補修工事のため、その水を排出した際に撮ったものですが、水路から導かれた水は円形の桝の上から流れ落ちる構造になっています。
 
 
 
 
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「音無井路円形分水」の脇には、その計画から竣工までの長い歴史や、改修の記録と共に、分水以前は水争いが絶えなかったことなどが記されています。
 
その最後に書かれた「水は農家の魂なり」という言葉は、水田耕作を続ける人々の心の叫びなのかもしれません。
 
円形分水のすぐ側で、今年も緑の稲穂がすくすくと育っていました。
 
 
 
 
 
 

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コメント

このような施設、見たことがないです・・・
水利争いを解決するための工夫
素晴らしいですね!

「水は農家の魂なり」・・・なるほど、納得です。
農業をする人達にとって大切なたいせつな水、、、(何にでもあてはまりますが)
水は大切ですね~

→ 鉄腕マトムさん

私もこのような設備を観たのは二度目です。  栃木県の農村部で目にしたのは、もう10年以上前のことで、珍しいものです。

→ スーちゃん

「水は農家の魂なり!」という言葉は、水の少ない香川県でも生きています。

今年も、雨が一ケ月以上降らず、8月中旬からは節水制限に入っています。 マンションのすぐ前の溜池の水が半分以下に減ってしまっています。

.>円形分水のすぐ側で、今年も緑の稲穂がすくすくと育っていました.

1枚目、3枚目 まさにその姿が写っていますね。
稲作の国・日本、水の大切を改めて実感しました!

→ キハ58さん

農業用水は、本当に大切なんですよね!  早明浦ダムの水が38%を切ってしまい、四国では雨を待っています。 

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